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今日は東川口、新三郷、我孫子の順番で商談にまわっています。
先程は新三郷に新店舗をオープンさせた北欧家具を扱う大手メーカーと打ち合わせをしてまいりました。
当社が埼玉県にて設計を進めている高齢者住宅の内装デザインについて、一緒に考えていきましょう!という主旨でした。
もちろんすべてそのメーカー品で揃えることが前提です。当然メーカー側は快諾、本計画に合わせた内装デザインの提案をしていただけることになりました。
感心したのは入居者の募集時に際してのアイデアまでをその場で提案してくれたことでした。さすがです。広報まで引っ張りこんで大々的に宣伝に活用したいことも伝えました。
日本の高齢者施設を見ていて、いつも思うことがありました。
それは「ちっとも気持ちいい空間じゃない」ということです。
おじいちゃんおばあちゃんが毎日を、ましてやその生活のほとんどを建物内で過ごす空間にしては、あまりにもお粗末すぎるのではないかと、いつも疑問に思っておりました。
某介護事業者が失敗した超高級老人ホームや著名な建築家や設計事務所が携わった高齢者住宅などは確かに素晴らしい空間が手に入るのですが、それは、利用者が高額な利用料を払っているのだから当たり前のことです。
そうではない低価格の老人ホームには、まったくといっていいほどインテリアデザインに手が加えられていないのです。むしろ意味のないところに金をかけているように思います。滝とか・・いらなくね?
高齢者施設の経営は厳しく、インテリアデザインにまでお金をかけられないことも事実あるとは思います。でもほんの少し手を入れるだけで空間は見違えるほど変化が生まれることもあると信じています。たとえば壁紙の色を一面だけ変えるとか。
そこで今回の試みなのですが、このアイデアは実はかねてより当社が温めてきたものだったのですが今回非常にうれしかったのは、なんとクライアントから同じ内容の要望があったからなんです。
これは大チャンスと思い即行動に移しました。
従来、高齢者施設の家具やキッチン・手洗いなどは国内のダサいメーカー品(おっと失礼!)を選択することが多く、しかも馬鹿高い!さらにそのデザインや採用決定権を持つ人間は古い考え方をいまだに誇示する設計士が中心となっています。もちろんそんな設計士さんばかりではないのですが、どうにも頭が固い人が業界には多いのです。
建物を薄板軽量形鋼造で造ってなーにが悪い!海外メーカーの安くてデザインのいいものを取り入れることがなぜいけない?壁紙が部分的に青やオレンジで何が悪い?高齢者には頭の刺激になっていいもんなんだ!
固定概念をぶち壊してやります。まだまだいろんなアイデアが生まれてくるはずですから!