Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
 
管理者にだけ表示を許可する

日本で新しい工法を普及させたかったら・・

DVC00196_convert_20100430142806.jpg

先日、船橋に建築中の老人ホームにて上下界床遮音試験を
行なってまいりました。

ある大手企業がスチールパネル工法の採用を検討中でして、
どうしても上下界床の遮音性能を高い自社基準に適合させなくては
ならず、今回の性能向上試験となりました。

詳細は明かせないのですが、遮音性能の権威の先生をお呼びし、
スチールパネル工法の弱点である遮音性の向上について
知恵を出し合い、策を講じたのです。

DVC00193_convert_20100430142836.jpg

今までも何度か遮音性能の測定は行なったのですが、
今回はかなり勉強になりました。やはりその道のプロの仕事は違います。

生活音としてよくあるスプーンを落としたり、硬質ゴムボール、
雑誌の束、かかと歩き、タッピングマシーン、バングマシーンと
色々な音を下界で聞き、データを測定します。

遮音性能にとって大切なのは【感じ方】だと思いました。
計測値だけでは図れない特有の音がスチールにはあります。
いかにコストをかけずに音を消すか---。

建築コストを抑えるために構造をコンクリートからスチール・木造へ
変更する動きが今後も活発化する傾向ですが、遮音性能や断熱性能、
耐久性などは、絶対に外せない重要な基本性能だと考えています。

本日は、草加の(財)建材試験センターで、耐火試験を行なっています。
試験結果は適合。やる前から当たり前の結果だと分かっていても、
国が定めた評価機関で正式に試験を行い、適合の認定をいただかなくては
この国で新しい建物を建築することは出来ません。

ちなみに今回の耐火試験にかかる費用は600万円(!)。

私たちは、構造や耐火、遮音や耐久性評価など、ありとあらゆる
試験や認定を取得するために、約10年間と莫大な費用を費やしました。
こんなにも時間と金のかかるものだと最初から分かっていたら
たぶん、いや・・間違いなくやらなかったでしょうね(笑)。

日本で新しい建築工法を普及させるのは、本当に大変なことなんです。
このブラッシュアップされた工法を日本だけではなく、中国、東南アジア
などにも普及させることが出来たらいいのですが・・。

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
 
管理者にだけ表示を許可する

Profile

Profile

下河原忠道

株式会社シルバーウッド代表取締役
/薄板軽量形鋼造システム スチールパネル工法躯体販売事業/サービス付き高齢者向け住宅「銀木犀 ぎんもくせい」運営/財団法人サービス付き高齢者向け住宅協会理事

Monthly Archives

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。