上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
- http://silverwood0604.blog90.fc2.com/tb.php/2-9309c6a6


先日は当社で開発を進めている耐力壁の構造実験初日でした。
シルバーウッドの耐力壁もこれで4代目。
常に耐力向上、現場施工性向上、弾塑性性状(ダンソセイセイジョウ)の追求を目指し、構造実験を続けてきました。
中でも特に難しい、弾塑性性状の追求。これが実に面白い。これは面内せん断耐力の試験を繰り返し、柱の寸法を変えたり、板厚を上げたり下げたり、部材を足したりと、実験中、カタカタコンピューターから刻まれる載荷履歴を睨みながら、あーでもないこーでもないと壊れ方を研究していくのです。
簡単に言うと、「地震時に高い耐力を維持しつつ、いつまでも壊れない構造を目指す」ということになるのですが、でかい地震が来たときに、ぐしゃ!っとあっという間に壊れてしまう家は言うまでも無くNG.ぐらぐら!っと揺れがきた時に、揺れはすれどいつまでもぐらぐら壊れない家がいいというわけです。
住宅メーカーのテレビCMで「免震(メンシン)」ってやつをみたことありませんか?あれが究極です。なんつったって、ほとんど揺れないんですから。自分ちの周りでズカズカ家が倒壊しているのに、中では奥様が「あら、ずいぶん大きな地震ね」ってなもんです。
今回も数十体の耐力壁を壊しまくります。先ほどから擬音語が多くて申し訳ございませんが、「ガーんっと耐えて、ずるずるといつまでも壊れない」がキーワードです(笑)。
もっともっと強靭で、価格の安い構造を開発して、全国の皆様に胸を張ってご紹介したい、たくさん活用してもらいたい。これが最初から持ち続けている僕らの目標であり、通過点です。
- http://silverwood0604.blog90.fc2.com/tb.php/2-9309c6a6
