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釜石講演とデンデラ野


IMG_4169_convert_20160315175646.jpg※写真は釜石平田地区にある辻先生が計画した診療所付きコミュニケーション型仮設住宅と高橋さん

釜石で講演してきました。
今回お呼びくださったのは、釜石のぞみ病院、釜石市役所、金沢医科大学で勤務して
いらっしゃる高橋昌克医師。震災時には、誰よりも早く金沢から釜石へ駆け付け、
被災した住民の命と心の支えになった、めっちゃかっこいい憧れの先生です。

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今回は復興最中の釜石市ということもあり、とても気合いの入った講演となりましたが、
参加してくださった方々も真剣に話を聞いているのがとても伝わり、嬉しかった。
どこの地域でも抱えている課題は同じです。でも釜石の他職種連携は見事に強かった。
釜石に銀木犀を作りたいと思いました。

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講演終了後、地元の介護職やってるあんちゃんたちと999(スリーナイン)という釜石
では知る人ぞ知るスナックで飲み明かしたのですが(笑)、そこで面白い話を聞きました。

「あんたが銀木犀でやろうとしているのはデンデラ野の現代版だ」

デンデラ野とは、遠野という場所にある通称「姥捨山」と呼ばれる場所です。

「昔は60歳を超えた老人は、すべてこの地へ追い遣るのが習わしだった。老人たちは、
ここで自給自足の共同生活を送り、自然な死を待ったという。遺体もこの地に埋葬した。
村を去った老人たちが、静かに最期の時を待ったというデンデラ野」

無論、私は姥捨山を作りたいわけではない。だが、銀木犀の運営をしていていつも
思うのは、高齢者たちは本当は誰の迷惑をかけたくないというのが本音であると。

おそらくそれは昔も現代も変わらない希望で、昔は今ほど医療が発達しておらず、
食料確保も気候に左右されやすい時代。若者たちを守るためにも最期に世話になる
こと、迷惑をかけることを避けた老人たちが隠居村を自ら作り、そこで慎ましく
助け合いながら静かに最期の時を待つ文化だったのではないかと。

高齢者住宅運営の本質、いや高齢者介護全体を考える良い機会、講演となりました。

Profile

Profile

下河原忠道

株式会社シルバーウッド代表取締役
/薄板軽量形鋼造システム スチールパネル工法躯体販売事業/サービス付き高齢者向け住宅「銀木犀 ぎんもくせい」運営/財団法人サービス付き高齢者向け住宅協会理事

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