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銀木犀のすすむべき道「看取り援助」

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先日、銀木犀<鎌ヶ谷>にてお別れ会が開催されました。
パーキンソン病を患っていた方でしたが、最期まで自分の足で歩く意思をお持ちで
何度も転倒を繰り返し、それでも自分の足で歩く事をやめない強い精神力をお持ち
の入居者様でした。我々は気が気で無かったのですが、お部屋にクッションマット
などを敷き詰めるなどの措置をしましたが、基本的には最期までご本人の意思を尊
重することを念頭にケアにあたらせていただきました。

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銀木犀ではご家族が望まない限り、必ずお別れ会を実施するようにしております。
それは、ご本人へ花を手向けることを普段から生活をささえ合ってきた職員が直接
行う事に意味があるからです。そして、銀木犀という村で共に生活をしてきた入居
者がきちんとお別れを言える機会が必要だと感じたからです。
そもそも他の入居者に分からないように裏口からそそくさと退去なんて、最期まで
生活を共にしていたご本人やご家族に失礼じゃないですか。

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難病を発症していた入居者さんが終末期を迎えると痰の吸引の必要が発生しました
ので、我々は介護スタッフによる痰の吸引を行っていました。第3号特定研修を受け
た介護士による喀痰吸引です。しかし、介護士による吸引行為は、カテーテルが口径
もしくは鼻腔から咽頭迄とされており、それ以上は医療行為になる事と、肺に近い箇
所までタンが湧いていたため、また肺炎を発症したことがきっかけとなり、一旦は病
院に入院という措置を取らせて頂きました。

しかし、銀木犀へ帰りたいというご本人たっての願いを叶える為、我々は体制を整え
ました。ここでいう体制とは以下のことです。

1、心身の機能喪失が進む=本人の尊厳を守るためのケアを意識する
2、家族と病状経過・今後の見通しを共有する=ご家族に対するケアを意識する
3、めまぐるしく変化する体調に対し、在宅医と密に連携して対処する
4、臨終は日々のケアの延長上に自然にあると意識する

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戻られた4日目の事です。死因は末期のパーキンソン病における呼吸不全でした。

第二の我が家に戻ることができた入居者さんは本当に嬉しそうな笑顔でした。
慣れ親しんだスタッフの目の前ですぅーっと安らかに亡くなったそうです。
もし、あのまま病院に居たら、生かすためにCVを入れる、人工呼吸器を設置する、
胃瘻を作る、等の処置を検討し、提供する予定だったと思います。

ご本人やご家族が積極的な延命治療を望んでいないという想いがあった以上、我々
は、4日間ではありましたが、銀木犀に戻って来て意味があったと思っています。
ご家族からもありがとうと力強く感謝の言葉を頂戴したことで、私は銀木犀の進む
べき道を確信します。

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下河原忠道

株式会社シルバーウッド代表取締役
/薄板軽量形鋼造システム スチールパネル工法躯体販売事業/サービス付き高齢者向け住宅「銀木犀 ぎんもくせい」運営/財団法人サービス付き高齢者向け住宅協会理事

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